「忙しいからサボテンぐらいしか育てられない」なんてよく聞きます。
でも愛情と手間をかけた分だけ応えてくれるのがサボテン。今回は不思議な魅力たっぷりのサボテンを特集します。
英語ならカクタス。ではサボテンって何語?実は日本語です。昔、外国船の船員がウチワサボテンの茎で皿を洗っていたことから、フランス語の「シャボン(サボン)」が転じてサボテンという名前になったという説も。考えてみると、あの奇妙な植物にはぴったりのヘンテコな名前ですね。 サボテンの故郷は南北のアメリカ大陸が中心。砂漠のような暑くて乾燥した地域の他、海岸から万年雪のあるアンデス山脈にも分布しています。それぞれの環境に適応してきた結果、カタチ、色、模様、そしてキレイな花と、それぞれに個性的な容姿に進化してきたワケです。サボテン科の植物は3〜5千種もあると言われますが、これだけあれば十分にコレクター魂もくすぐられそうですよね。
園芸書では「サボテンと多肉植物」と分類されていることが多いですが、サボテンも多肉植物です。でも、サボテン科の植物はあまりに種類が多いので分けて扱われます。 サボテンの奇妙な容姿は進化の証です。例えば下左表の球サボテンの場合、ぽってりとしたカタチは、たっぷり貯水できるように茎が肉厚になったもの。茎のひだ(稜)は、貴重な雨が降った時には膨らんで、少しでも多くの水を蓄えられるように伸び縮みできるようになっています。また、最大の特徴のトゲは、動物に食べられないためだったり、自分の体に日陰をつくる「すだれ」の役目も果たしています。ちなみに、多肉植物とサボテンの大きな違いは、多肉植物にはトゲ座(アイオーレ)がないということなんですよ。
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▲「雪晃(せっこう)」 細かいトゲに覆われた球サボテンで、春にはてっぺんにオレンジ色の美しい花を咲かせます。 花期が長いのも魅力。花を咲かせるために、冬場はよく日に当てましょう。 |
▲「翁丸(おきなまる)」 毛のようなやわらかい白いトゲに覆われた姿が、 白髪のおじいさんのようでとってもユニーク。高温多湿が苦手で、 1本の円柱型に育ちます。 |
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▲「竜神木(りゅうじんぼく)」 互角柱で薄緑色の肌を持つ柱サボテン。生長とともに枝分かれするけれど、 市販されているのは、トゲがまだ発達していない一本柱のものがほとんど。 接ぎ木の台木に最も向く品種。 |
▲「金鯱(きんしゃち)」 最もポピュラーな球サボテン。太くて鋭いトゲは、名前の通り美しい黄色で、 病害虫も少なくて育てやすい品種。直径40cmぐらいに生長すると花を咲かせます。 |
▲「白桃扇(はくとうせん)」 英名では「Bunny ears」。繊細な白いトゲで覆われたウチワサボテンで、 その姿はまさにウサギの耳のようです。 時々黄色い花を咲かせることも。 |




